自然と調和した生き方
自然界は、「生きる」ことを学ぶ術で満たされている。
太陽・水・土といった自然は自らその姿をもって自然界の法則や命が育まれていくルールなど「生きる」ことの本質を教えてくれる。
どんな生きものも本来備わっている潜在的な力で「いのち」を全うすることができるのだ。
草や木、花や鳥も。そして、もちろん私たち人間も。
自然界は、「生きる」ことを学ぶ術で満たされている。
太陽・水・土といった自然は自らその姿をもって自然界の法則や命が育まれていくルールなど「生きる」ことの本質を教えてくれる。
どんな生きものも本来備わっている潜在的な力で「いのち」を全うすることができるのだ。
草や木、花や鳥も。そして、もちろん私たち人間も。
情報が氾濫し、なんでも手に入るこの時代。
私たちの「感性」が失われてきているような気がしてならない。
「感性」とは、ものごとを心に深く感じるはたらきのこと。
便利な世の中になって忘れ去られた心の片隅に、もう一度問いかけて見よう。
「本当に大切なものとは何か」
私たちの祖先は、大自然と調和した生活をしていたと言われている。
彼らは自然や相手を敬い互いに認め合い、そして植物や鉱物の持つ力をうまく活用しながら争いのない高い精神性に満ちていた。
このような自然と共存共栄した「調和の精神」のルーツを辿っていくと、1万5千年ほど前の縄文時代に遡る。
縄文人は1日の始まりには日の出とともにお日様に頭を下げて感謝の祈りを捧げ、自然への感謝の気持ちを忘れず、自然界にある全ての存在に魂が宿ると考えていた。
自然の豊かな恵みを暮らしに智慧と技術を取り入れ、そして自然とともに生き、家族や仲間を大切に思う心を育み、心身ともに健やかな暮らしをしていた縄文人が大切にしていたもののひとつに麻(ヘンプ)がある。
日本の神道とは切り離せない麻(ヘンプ)は、古くから神事に用いられてきた。
また、はるか昔から衣食住の全てに欠かせないものとして身近で大切な植物だった。
日本人が古の時代から神に捧げてきた不思議な力を持つ植物が、その願いを叶える力を備えているというのなら、それはまさに神からの授かりものなのではないか。
麻(ヘンプ)の魅力は根・茎・葉・種・実すべてを余すことなく活用できるところである。
さらに、麻(ヘンプ)は紙も油も採れてプラスチックも作ることができる。石油でつくるプラスチックは土の中で分解されず、燃やせば大量のダイオキシンを発生させるが、麻プラスチックは茎に含まれているセルロースを原料として作られ、土の中で分解するだけでなく有毒物質も発生しない。
また、麻の実は、消化吸収に優れた良質なタンパク源と8種類の必須脂肪酸が含まれていて、きわめて健康に良い食べ物でもある。
そして、麻でできた衣類はバクテリアやウィルスを防御する「抗菌性・制菌性」にとても優れていて臭いが付かず、汗をかいても吸収が早く「速乾性」にも優れている。
他にも「保湿性」や「UVカット性」「調湿性」にも優れ、夏のイメージが強い素材だが夏涼しく冬温かく四季を通じて心地よく身につけられるのも特徴的だ。
当たり前のように自然と共生してきた縄文人の麻(ヘンプ)活用法はまさしく古代の叡智である。
「温故知新」古きを訪ねて新しきを知り、古くて良いものと今の良いものを組み合わせて“より良い未来を”麻(ヘンプ)で実現できるのではないか。
地球は「母なる大地」と言われるように、もともとは大地しかなかったところに植物が生まれ、動物が生まれた。
大量に生産された物が大量に捨てられ、さらに人権や環境負荷が問題となっている現在、サスティナビリティ(持続可能な生き方)が求められている。
そんな時代のなかで麻は土に還る素材、循環(和)の素材として注目を集めている。
15年ほどファッションデザイナーとして勤めてまいりました。
地球温暖化をテーマにうたいながら、二酸化炭素を大量に放出している事実を知り…
お洋服を創る過程でも大量の薬品を川に流している現状に地球の未来の危機感を覚えました。
そんな中、地球環境を改善する最良の物として探し求めて出逢ったのが、ヘンプ麻素材でした。
「虹の天使」ブランドを立ち上げて、いつまでも長く愛用できるお洋服で、環境に優しくカラダにも優しい衣料を皆様にお伝えし、高くても良質な衣料を孫の代まで数少なく愛用することでゴミ削減の一員となり、捨てたとしても環境が良くなる商品創りを手掛けております。
自然と共存できる光輝く明るい未来のために。